2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

氷解の向こうに南半球が見える

2月も終わりますね。短いようで長かったと思います。 ふと高校受験を思い出したりします。でも、あのときの境遇と似ているようで違うのが現在で。寒い時期を経て、桜の咲く季節に終わるのが受験ですが、桜が咲いても就職が決まっているとはかぎりません。 年…

思考の軌跡をだらだらと

思い返せば今月の日記は几帳面なほど週休二日制でしたね。 別に意識していたわけではまったくないんですが、どうもバイトの後は日記を書けるテンションではないので、気付いたらこうなってました。 今日もバイトで、取り立てて面白いことがあったわけでもな…

あるべき姿、なすべきこと

――離れていて、困ることは、会えないことよりも、会っていないっていう状態に、実はすぐに慣れてしまって、それが普通になってしまうことなんじゃないかと、思います。 柴崎友香・田雜芳一『いつか、僕らの途中で』(ポプラ社) 以前京都の某巨大書店で見つ…

人間は万物の尺度である

就活、楽しんでますか?(何) タイトルはプロタゴラスの言葉ですが、思いついただけで深い意味はありません。 説明会の数をこなしていると、説明する企業の人の雰囲気の違いだけでなく、出席している学生の雰囲気の違いもなんとなくわかってくるから面白い…

豪奢な洋館のイメージ

昨日書いた説明会ですが、筆記かと思いきや適性検査でした。でもここで落とされる致命的な門前払いが一番びっくりします。どうなることやら。 明日は初の午前中の説明会です。キャンセル待ちからすべり込んだ企業です。楽しみです。 それはそうと、ついさっ…

林立するビルを仰ぎながら

あまり強く志望していない企業の筆記試験を受けてきたものの。 学科試験に9割近くの手応え……!(汗) 素直によろこべねえ。まあ、いい練習ができました。適性検査とESも加味して選考されるため、学科ができたからといってまったく次に進めるとはかぎらないん…

一抹の何か

何かあったわけでもないけれど、若干気持ちが落ち込み気味である。 いろいろと理由は思い当たらないでもない。 でも、多分シンプルに人恋しいのかもしれない、と思う。 “人恋しさ”というのはしかし、人によってずいぶんと指し示す範疇が異なる言葉だから、本…

息抜きと深呼吸

日付が変わってしまってますが、昨日小説を執筆中だと書いてからほぼ3時間で完成しました。今日は小学校時代からの友人と延々喋ったり遊んだりだったので、更新がこんな時間です。 正直なところ、作品をネット上に載せることにためらいもあるんですが、原稿…

【小説】最終面接

白い扉を三回ノックする。どうぞ、と声がして、私はノブを回す。 「失礼します」 面接官は二人、真っ黒な長テーブル越しに私を見ている。部屋の壁はすべて白く、窓も何もなかった。岡橋郁子と申します。気付けば私は椅子の横に立ち、名前を名乗っている。確…

緊張、弛緩、疲労

模擬面接(グループ)を受けに、久々に大学まで2時間かけて行ってきました。 その途中、バスに揺られながら、ふと一つのことに思い至りました。 就活をしていてこれまで大阪や京都の各地に足を運んでいるわけですが、 大学が一番遠い……!! 移動だけで疲れる…

実は余裕がない証拠

忙しさにもずいぶん慣れてきたように思います。 さっき一つWebESが仕上がりました。 ところで、例の面接ですが、3月上旬に日程が決まったので、とりあえずの猶予期間があって少しほっとしてます。ただ、それまでに別の企業で場数が踏める可能性はかぎりなく…

吹き飛ぶ不安と募る心配

信じられないことが起こりました。 テストセンター通過です。 いやあ、まさかですね。受かってしまいました。計り知れない縁と、かぎりない玉砕の予感が渦巻いています。志望度がとんでもなく高いのに、選考が早いせいで全然場数を踏めてません。 非常にやば…

わだかまる不安と揺らぐ矜持

昨日はテストセンターを昼ごろ受検し、夕方からバイトしてました。 手応えというものがまるでありません。できなかったという意味ではなく、受検する人によって出題される問題が異なるので、どの程度できれば大丈夫なのか全然わからない。思っていたよりでき…

物書きの上腕二頭筋

物を書くことが好きだからと言って、出版社や新聞社で働きたいということにはならない。当然のことではあると思う。 さらに、小説を書いているからと言って、ESが楽に書けるということにもならない。言葉のニュアンスに誤解が生まれないように書きたいからこ…

尊重される価値観があるなら

今日は学内の説明会を受けに滋賀のキャンパスまで行った。同じ専攻の友人とまさかの再会を果たし、びっくりする。友人の話を聞いていると、大丈夫だろうか、と改めて不安になってしまった。その友人が。 少しずつではあるけれど、様々な企業の説明会に赴いて…

語りえるものについて

論理空間の中で考えるかぎり、非言語も言語である。 あまりに数学的な考え方が自分の中から欠落しているのが腹立たしくて、かつどうしても受かりたくて、意地になって問題を解き続ける日々である。テストセンターまでの日数も、1問解くのに使いたい時間も、…

三択から解析される適性

説明会で10分程度の適性検査のみを受けただけの企業から、さらっと「ご希望に添いかねますメール」をもらうともはや笑えますね。初対面でふられるってこういう感じなんだろうか、とばかばかしいことを考えたりします。 ただ、「はい」「わからない」「いいえ…

思考の縮図を書評にかえて

「それで、お金のことはなんとかなったんだね?」 カラスと呼ばれる少年がもしそんなふうに訊いてきたら、村上春樹の描く田村カフカくん同様、「とりあえずは」とこたえるだろう。ただ、僕はとても彼のように「世界でいちばんタフな」21歳にはなれそうもなか…

首都圏の分厚い壁

日程を変更したせいで、東京進出が明日に迫っています。 まあ説明会に行くんですが、昨年海外まで行ってきたにもかかわらず、関東まで行くのが億劫です。日本語が通じる場所なのに、わけのわからぬ不安が付きまといます。 標準語の雨を浴びるのは関西人にと…

孤軍奮闘するマジョリティ

如月に入って2日、そろそろ豆、鬼、太巻きの季節です。 先月から内容では一切触れずに「Re」シリーズでタイトルをまとめてきましたが、いい加減飽きたので、というか先月一杯でやめようと決めていたのでやめます。うすうす感づいていた方がいらっしゃるんじ…