2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鮮烈な幻想的現実

1冊の本を、少し時間をかけて読み終えたに過ぎないのに、なにか、何冊もの本を読み終えたような読後感に包まれて、感想を書いている。ちょうど読み始めてから1週間経つのだと振り返ってわかったけれど、本当に1週間だったのだろうかと、不思議な記憶の歪…

宵闇を彩る恐ろしさの絵筆

日が傾いて、薄暗くなってくる時間に、それでもまだ遊んでいたくて、なかなか帰ろうとしなかったことがある。公園を出て、いざ帰ろうとするころにはすっかり夜に包まれてしまい、無事に帰れるように自転車をこぐ足にも力が入った。 夜道を帰ることなど、大人…