2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「気まずさ」の文学

青山七恵[著] 『お別れの音』(文藝春秋) 最終面接で支給された交通費と同額だった1冊である。そして就職先が決まった瞬間から始まる恍惚の読書ライフの第一歩となる1冊だったりもする。明るい物語ではないけれど、就職活動へのお別れという意味に取れば、…

終止符

今日14時ごろ、内々定の連絡をいただきました。 来週、面談含めて承諾書などをもらって、正式に内定だそうです。 長い長い道のりでした。けれど、あとのない状況下で、納得できる就職先に自分を受け入れてもらえた結果なので、喜んで入社を決めたいと思って…

友情は続く

せっかく仲良くなったのに、すぐに簡単には会えない距離に遠ざかってしまったときのような、気持ちの波紋が、読後の余韻としてしっくりくるのではないだろうか。ぬくもった心に突然吹き込む、ほんの少し冷たい一陣の風は、駆け抜けたあとに切なさといとおし…

磨り減った革靴のぶんだけ考えたこと

最終面接前夜ということで、眠りにつけそうもないので、久しぶりに自分の気持ちを整理しようと思う。長らく就職活動のことはここに書くことをやめていたけれど、それはある意味、書かずにいられたとも言えるのかもしれない。 必死になって、自信を持ってとか…

つれづれなるままに

ゆるい作品というのは意外と数が多い。これまで特に、川上弘美や堀江敏幸、幸田文の作品をはじめとして、そのささやかながらいとおしい瞬間というものを文章のなかに幾度となく垣間見てきたけれど、今宵自分のゆるい読書の遍歴に、新たにひとりの作家が加わ…

近況めいたものと次回予告

なんかこっちの時間が止まっているような気がしないでもないので、ゆるく更新でもしようかと思います。それほど書きたいと思うことが多くはないからというのと、気持ちに多少の余裕が生まれたのとで、意味のあるのかないのかさっぱりわからないことをだらだ…

デッドラインの襲撃

確かに、思ったことをつぶやいているとわざわざここに何かを書こうと思わなくなるのもわかるけれど、先週全然日記を更新しなかったのは単純に忙しかったからです(言い訳) プレゼンと逆面接を含む選考に受かったとのお知らせを聞いた先週の半ば、別の企業に…

履歴書の筆跡をたどって

10枚1組の履歴書がなくなって、同じものを買い足すとき、重なっているのに気付かず2セット買ってしまったのだが、その2セットめがそろそろ尽きようとしている。レシートを見て、あれ、と思い、いくらなんでもそんなにいらないだろうとその20枚の厚さに笑って…

選考は続く

懸念していた一次選考が終わりました。これまでいろんな企業を受けてきたものの、選考途上でプレゼンをするのは初めてだったので、準備を含めてどの程度のものをつくればいいのか悩みましたが、本番では緊張より楽しさが上回りました。 10月に入ってまで就職…