尊重される価値観があるなら

 今日は学内の説明会を受けに滋賀のキャンパスまで行った。同じ専攻の友人とまさかの再会を果たし、びっくりする。友人の話を聞いていると、大丈夫だろうか、と改めて不安になってしまった。その友人が。


 少しずつではあるけれど、様々な企業の説明会に赴いているうちに、自分が何を重視して会社を選ぼうとしているのか、その傾向の輪郭めいたものが見えてきたような気がしている。
 おそらく今後もその志向はある程度変わっていく可能性があるだろうし、まだ一概には言えそうにないので、この場で明言するのは避けるけれど。


 徐々に、説明会にまったく行っていない状況で自分の中にあった抵抗も薄れてきているとは思う。自分が就職に向けて動いているという事実に対する抵抗だったり、企業に入る意義に懐疑的になったために生じた抵抗だったりするものが、気付けばほとんど消えている。
 以前、本当に自分がやりたいのは小説を書く以外にないと書いたことがあるような気がするけれど、もちろんそれは揺るがないままである。重要なのは、大切にしたい信念を持ちながら、様々な企業を知る中で得られる知識が、自分の成長に役立つものであると確信できつつあることだと思う。ようやく、という感じもするけれど。
 何だって小説を書く素材にはなるにしても、今までそれは頭で考えていただけで、実感をいまいちともなっていなかった。そのことが多分大きい。企業に入った際の生き方が見えてきたような、そんな感じだと思う。


 ここまで書いてみたものの、やっぱり当たり前のような気もする。
 でも、当たり前だとただ頭で考えていることと、それを身をもって実感することとでは、結構な違いがあると思う。
 まだ全然大したことはしていないし、前に進んでいるわけでもないのは昨日書いた通りだが、年明けから考えて、すでにずいぶん考え方には変化が表れているような気がしないでもない。
 短所も浮き彫りになってきたことだし、あと数ヶ月でもっと成長できればと思う。向上心さえ失わなければ、多分なんとかなる。自分の中の腹立たしい部分をどうにかして改善したい。


 さて。えらくいつも以上にまっとうなことを書いた、と自分で思う。


 こんだけ書いといて言うのもおかしいんですが、真面目なことを堂々と書くのはそれなりにためらいもあるので、近いうちにまた悪ふざけでも書いて適当にバランスを取るつもりです。