2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

撮ることは考えること2020

「書くことは生きること」を座右の銘にして久しいけれど、カメラで写真を撮るようになって、そこに「撮ることは考えること」を付け足したのは4年前。自分が感じている、写真を撮ることの魅力とは何なのだろう、と考えながら、それがようやくまとまった言葉に…

鉄道文学の車窓から

電車を扱った小説は数多くて、その名作の多さには驚かされる。自分の読んだもので言えば、タイトルに「鉄道」が入る宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のほかに、有名すぎる冒頭に加えて車窓からの描写が美しい川端康成の『雪国』、焦燥に駆られながら列車内で回想…