読書記録2010

 年の瀬ですね。忙しい一年でしたが、それでも自分の好きなことは続けてやろうと読書に励み、結構な量を読むことができたと思ってます。読んだ本のタイトルを並べるだけで、そのときの記憶が甦って懐かしい気持ちになります。貴重なアルバムみたいな言葉の羅列は、以下の通りです。(出版社は省略します)


1/13 青山七恵 『魔法使いクラブ』
1/14 川上弘美 『なんとなくな日々』
1/16 宮部みゆき 『あかんべえ 上』
1/18 宮部みゆき 『あかんべえ 下』
1/20 川上未映子 『ヘヴン』
1/22 山田詠美 『ぼくは勉強ができない』
1/28 高橋源一郎山田詠美 『顰蹙文学カフェ』
2/4 『須賀敦子全集 第一巻』
2/26 柴崎友香・田雑芳一 『いつか、僕らの途中で』
3/29 川上未映子 『世界クッキー』
4/4 伊坂幸太郎 『オー!ファーザー』
4/8 多和田葉子 『ゴットハルト鉄道』
4/9 堀江敏幸 『一階でも二階でもない夜 回送電車Ⅱ』
4/13 多和田葉子 『海に落とした名前』
4/19 村上春樹 『1Q84 book3』
4/23 幸田文 『台所のおと』
4/28 幸田文 『草の花』
4/29 多和田葉子 『カタコトのうわごと』
5/1 川上未映子 『六つの星星』
5/7 松浦理英子 『葬儀の日』
5/10 堀江敏幸 『回送電車』
5/14 多和田葉子 『溶ける街 透ける路』
5/16 松田公太 『すべては一杯のコーヒーから』
5/28 幸田文 『包む』
6/9 穂村弘 『絶叫委員会』
6/11 竹西寛子 『国語の時間』
6/22 ゲーテ 『ファウスト(一)』
6/26 上野千鶴子 『サヨナラ、学校化社会』
6/30 堀江敏幸 『アイロンと朝の詩人 回送電車Ⅲ』
7/2 川上弘美 『パスタマシーンの幽霊』
7/6 川上未映子 『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』
7/7 小川洋子 『猫を抱いて象と泳ぐ』
7/9 小川洋子 『海』
7/10 中村文則 『掏摸〔スリ〕』
7/12 小川洋子 『ブラフマンの埋葬』
7/13 小川洋子 『密やかな結晶』
7/15 佐多稲子 『夏の栞――中野重治をおくる――』
7/16 中村文則 『土の中の子供』
7/17 小川洋子 『薬指の標本
7/18 小川洋子 『妖精が舞い下りる夜』
7/19 山田ズーニー 『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』
7/27 山田ズーニー 『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
8/5 金井美恵子 『ピクニック その他の短篇』
8/9 小川洋子 『まぶた』
8/10 重松清 『永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢』
8/11 小川洋子 『余白の愛』
8/16 多和田葉子 『旅をする裸の眼』
8/23 川上弘美 『光ってみえるもの、あれは』
9/27 松岡正剛 『フラジャイル』
9/29 柴崎友香 『よそ見津々』
10/4 堀江敏幸 『おぱらばん』
10/20 庄野潤三 『夕べの雲
10/27 山崎ナオコーラ 『カツラ美容室別室』
10/31 青山七恵 『お別れの音』
11/3 クラフト・エヴィング商会 『ないもの、あります』
11/5 柴崎友香 『寝ても覚めても
11/8 多和田葉子 『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』
11/10 アントニオ・タブッキ 『インド夜想曲
11/12 ポール・オースター 『最後の物たちの国で』
11/15 穂村弘 『にょっ記』
11/18 長嶋有 『ジャージの二人
11/24 福永信 『星座から見た地球』
11/25 山崎ナオコーラ 『浮世でランチ』
11/29 山崎ナオコーラ 『指先からソーダ
12/4 山崎ナオコーラ 『この世は二人組ではできあがらない』
12/11 川上弘美 『あるようなないような』
12/22 津島佑子 『ナラ・レポート』
12/23 朝吹真理子 『流跡』


 計算が間違ってなければ、これで68冊です。
 まだまだ積んである本は多いですが、1ヶ月に平均5冊以上は読めているので良かったかなと思ってます。いやあ、異様なリストですね。
 おそらくその日付の記事に飛べば、大体は感想が読めるのではないかと思いますので、適当に目次として使ってもらえたらと思います。


 で。あえて「厳選今年の10冊」(人に押し付けてでも読ませたい10冊の意)を選び出すとしたら、次のようになります。


川上未映子 『ヘヴン』
須賀敦子 『須賀敦子全集 第一巻』
多和田葉子 『カタコトのうわごと』
堀江敏幸 『回送電車』
穂村弘 『絶叫委員会』
小川洋子 『密やかな結晶』
川上弘美 『光ってみえるもの、あれは』
山崎ナオコーラ 『カツラ美容室別室』
柴崎友香 『寝ても覚めても
津島佑子 『ナラ・レポート』


 正直迷いすぎて選びきれないんですが、無理に10冊選びました。ただ、選ばなかった本も、これは面白くなかったというのはありませんので、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。