読書記録2021

 年の瀬、現在9連勤の8日目が終わったところで、明日行けば仕事納めです。例年、年末はこういう感じなのですが、読書記録をアップするのも、休みに入ってからだと力尽きてできなかった2020年だったので、今年は休みに入る前に記事にしました。

 

1/10   パスカルキニャール『秘められた生』
1/30   山崎正和『文明としての教育』
2/14   山崎正和『社交する人間』
2/15   恒川光太郎『スタープレイヤー』
2/19   恒川光太郎『ヘブンメイカー』
3/4     恒川光太郎『無貌の神』
3/26   岸政彦・柴崎友香『大阪』
4/15   鮎川哲也『黒いトランク』
4/29   鮎川哲也『白の恐怖』
5/1     ハーマン・メルヴィル『白鯨 上』
5/2     ハーマン・メルヴィル『白鯨 中』
5/3     ハーマン・メルヴィル『白鯨 下』
5/13   アリステア・マクラウド『冬の犬』
6/2     穂村弘『野良猫を尊敬した日』
6/4     恒川光太郎『滅びの園』
6/15   森博嗣すべてがFになる
6/18   小野不由美ゴーストハント 1 旧校舎怪談』
6/22   小野不由美ゴーストハント 2 人形の檻』
6/25   小野不由美ゴーストハント 3 乙女ノ祈リ』
6/26   小野不由美ゴーストハント 4 死霊遊戯』
6/28   小野不由美ゴーストハント 5 鮮血の迷宮』
6/30   小野不由美ゴーストハント 6 海からくるもの』
7/1     小野不由美ゴーストハント 7 扉を開けて』
7/12   鮎川哲也『憎悪の化石』
8/12   東山魁夷『風景との対話』
8/13   アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』
8/14   鮎川哲也『風の証言』
8/15   ジュール・ヴェルヌ海底二万里 上』
8/18   ジュール・ヴェルヌ海底二万里 下』
8/28   パスカルキニャール『アマリアの別荘』
9/24   石川淳『至福千年』
11/5   竹西寛子『長城の風』
11/7   川上弘美『某』
11/18 阿部智里『烏に単は似合わない』
11/26 竹西寛子『「あはれ」から「もののあはれ」へ』
12/5   堀江敏幸『郊外へ』
12/21 マルセル・プルースト失われた時を求めてⅠ スワン家の方へ1』

 

 キニャールに始まり、プルーストに終わった2021年は、海外文学の長篇に挑んだ一年だった。新しく好きになった作家も、これまでずっと好きだった作家も、どちらも読むことができて嬉しい。長いものを読むことで、言葉や物語が自分の血肉となっていく実感に、改めて読書の愉悦を覚えた。また、感想を発信することで、書くということへの悦びも同時に感じることができたように思う。

 

 今年の10冊としてまとめる気力は今ないので、気が向いたらということで(メルヴィルやヴェルヌを1冊扱いにしていいのかわからなくなってやめた)。

 

 2022年は、先は長いがどこまでプルーストを読めるかだと思っている。併読しているもの、積んでいるものも多々あるので、寄り道は少なからずあると思うのだけれど、変わらないペースで何とか読み続けることができればと考えている。

 

 読書をきっかけにつながることができた方々、つながっている方々には、とてもお世話になりました。いただく言葉が、日々を生きる糧になっています。本当にありがとうございます。来年もまた、よろしくお願いいたします。