春霞に佇つ

 時間をかければ誰でも解けるけれど、短時間でできるだけ多く解いてくださいね形式の適性検査はやめてほしいなと思います。今日はそんな説明会でした。風邪治りかけ状態で挑む土曜日の説明会はなかなかこたえます。


 就職に向けて順調に進めているように見えても、そう見えるだけで実際は違うんじゃないかと、そんなことがときどき頭をよぎります。
 就職先を決めることはゴールでもなんでもないし、望む生き方に向けた一歩を踏み出せるよう、なりたい自分を見据えた状態で面接に臨みたいなと思ってます。


 社会は一つの大きな全体でもあるけれど、人それぞれに自分の生きる社会というものがあって、些細なところから、個々の社会を幸せなものにしていくことが、社会全体への何らかの貢献になるんじゃないか。大きなことはしなくてもいいから、身近な人にまず前を向いていてもらいたい。
 そんな思いで小説を手渡ししてきた自分の生き方が、そのまま結びつくであろう企業の二次面接が、10日後に迫ります。それまでに挑むことになる2つの一次面接が良い経験になればと、そればっかり考えてます。


 3社とも生活に不可欠なものを何ら提供していないというところが、自分らしい企業選びのような気がします。生み出したいのは、あくまで付加価値。曖昧だった思いが、少しずつ晴れていく霧さながらに、形をとって見え始めた感じではないかと、そんなふうに思っています。