就活を哲学する

 ふざけたタイトルですね。
 でも、学校に行けず、友人と全然会話できていないのだから、この場で適当なことをアウトプットせねば命にかかわります。


 というわけで。
 就職関係のセミナーやガイダンスをいくつも受けていると、それが普段学んでいることと変わらないことに気付いたりします。

 
 キャリアオフィスの人だったり、OBとかOGの人だったり、どこかの企業の人事の人だったりが話すのは、この先輩はこんなふうに内定を取ったとか、こういうことは面接で言わないほうがいいとか、自分のことをもっと知るべきだとか、結構大雑把なことです。
 そこにははっきりした答えはなくて、具体的に「自分は」どうしたらいいのか、誰もそれを教えてはくれない。セミナーに行ったところで、就活を成功させる絶対的な方法なんてまずわからないし、ただ考えて行動するきっかけになる話しかそこでは得られない。
 ――これって哲学と変わらないんじゃないか、と思ってしまった瞬間がありました。
 めちゃくちゃ極端に言いますが、先輩の成功のプロセスを聴いて自分の就活に活かすということは、哲学者の文献を読んで生きるヒントにしようとすることと、そう大差ないんじゃないかと思えてしまいます。
 どちらにも明確な正解はないし、正解がないからこそ難しい。
 就職に哲学なんて、と言い捨てても、就活している時点でそれも哲学とそんなに変わらない。

 
 答えのない問いに向かわなければならないということで、不安になるのはまあ当然のことですけど、よく考えてみたらこれまで3年近く哲学に触れてきましたし、それを思えばなんか就職について考えるのも面倒なことではない気がします。


 でもまあ何かと深く考えまくってしまうのは短所と言えば短所で。
 以前、自己分析で落ち込んだことを他専攻の友人に話したら、「哲学なんかやってるからやんか」と言われて、一旦否定はしましたが、その通り、全然間違ってないです。




 今日も熱は上がらず。
 非常に健康な患者として一日家にいました。