手詰まり

 120%仕事をしているけれど、150%仕事をしている人たちから、その30%分を怠っているように見られている、そんな感じがする。すでにどうしようもないレベルなのだが、着手の遅さや段取りの悪さを指摘され、もがく日々。頑張っているだけでは何にもならないのはわかるし、できなかったことについて振り返れば、ほかにやりようはあっただろうとも思うので、弁解の余地もない。
 言われたことをこなすだけですでに許容量を超えているのだが、どうして言われたことしかしないのかと問い詰められるような状況も多く、何をどう頑張ればいいのかすらわからなくなる中、休みを削って仕事をしたことをとがめられた。
 これ以上、何ができるというのだろう。積もっていく仕事を消化しようと確保した時間には別のことを頼まれ、終わらせたら終わらせたで積もりっぱなしの仕事のほうを、間に合うのかと急かされる。
 ゆっくりやっているつもりはまったくないし、むしろ急いでいるから、ミスも発生する。注意される。
 当たり前だが、誰も助けてくれない。忙しいのが日常になって、心配されることすらなくなってきたようにも思う。仕事外で誰かと関わる時間もなかなかとれない。
 いっそ身体が壊れたら何とかなるのでは、とすら思ってしまう自分を、押しとどめることが増えてきた。どうしたらいいのか。そんなことを考える前に、明日の段取りを考えなければならない。