少しだけ読書の秋

 今日は11時まで寝てましたが、明日は補講のためまた6時起きです。
 早起きと爆睡を繰り返す生活でございます。


 先日、宮部さんの『龍は眠る』をようやく読み終えて、昨日から本多さんの『WILL』を読み始めています。
『龍は眠る』は530ページのボリュームということもあって結構時間がかかってしまいましたが、それだけの量を読ませる宮部さんの筆力には改めて圧倒されました。場面の切り替わる直前や、章の終わりの一文に、次の展開を期待させる要素が必ず込められていて、ああ、エンターテイメントやなぁとしみじみ思いつつ読んでました。
 そして、友人の言っていた通り、主人公の高坂昭吾は素敵でした。
 でも、そのせいで出版社に就職したくなくなりそうです……。


 本多さんの『WILL』は、一話目の「空に描く」だけ読みました。
 前作の『チェーン・ポイズン』でも思ったことですが、本多さんの小説は、本当にカメラワークが秀逸です。
 言葉の、あるいは文章のカメラワークというのか、読者に不審に思わない程度に、あえて詳しい描写を避けることが、物語終盤で絶妙に効いてくる伏線になっています。
 テーマが重たいせいで、100ページほどの話なのに、読後ちょっと疲れましたが。


 立て続けにミステリーを読んで、エンターテイメントな小説を久々に書きたくなってます。




 あ、関係ないですが、僕の好きな男性作家である本多孝好さん、伊坂幸太郎さん、伊藤たかみさんって3人とも1971年生まれなんですよね。
 何の偶然やら、とりあえず、へえ、としか言えませんが。