惜別間近

 何だかんだ言いながらも残り2日です。
 楽しいこともつらいこともめんどくさいこともいろいろありましたが、同じメンバーが同じ場所にもう一度集うことはもしかしたらあり得ないのかもしれないと思うと、異様なまでに日常が光り出すから不思議ですね。


 もともと、広く浅い人間関係を築くのが苦手で、一度打ちとけたらもっと深くまで関わって信頼し合うまで至りたい、と誰に対しても考えてしまうので、不便だなと思います。
 少し仲良くなったら、もっと自分を知ってもらいたいし、相手も知りたいと思う。人と仲良くするのに、相手を深く知ることは、必ずしも重要なことではない、と頭ではわかっているのに実行に移せず苦労している。
 それ以外にも、自分の欠点を分析していたら、わかってるんやけどなー、と唇を噛み締めることが多くてもどかしいです。
 結局、わかってるんやけど、と思っていても実際ちゃんとわかっていないのかもしれません。
 こんな自分だからこそ、誰かに認められ、受け入れられたいと強く思うんだけれど、こんな自分だからこそ、かえって受け入れられないのかなとも思う。


 うじうじ考えずに、まあええやと思えば楽なんでしょうけど、それだと成長を諦めるようでちょっと嫌なんですよね。
 楽観的になることと、何もかもを放棄することはまったく違うことですが。
 こんな悩みも若さゆえなのかな、と年寄りみたいなことを考えてみたり。




 で。柴崎さんの新刊ですが、1話目の「ハイポジション」だけとりあえず読み終わりました。
 久々に読む柴崎さんの文章に、流石とか素敵とかいろんな言葉を使って感想を言いたくなったり、自分の新しい小説をさっさと書かねばと焦ったりしました。
 よくわからない言い方かもしれませんが、現状を踏まえて言うと、少し救われています。