我思う。けれど我なし。

三日目の日記になりますが、まだうまくつかめていないような気がします。
思うままに適当に書くのが日記ではあるのだろうけれど、書くべきこととか、書く必要のないこととか、日記としての体裁みたいなものを気にしながら、慎重な言葉選びをしてしまっていて、いまいち書きたいことを書けていないような。
……まだ二日しか書いていないのにそんなことを考えるのもおかしいか。

そういうわけで本題に入ります。
まだ二日しか書いてはいませんが、昨日も一昨日も、そして今日のぶんにも、一人称を一度も使わず書いています。
別に何だっていいとは思うんですが、一人称を使うのに、妙な迷いというか抵抗を感じています。
これは小説を書くときにも考えていることではあるんですけど、最近「僕」という語り手がいながら全然一人称が出てこない小説をいくつか読んだこともあって、自分の文章の中で使っていた一人称の存在に違和感を覚えるようになりました。

主体となる人物が明確な場合、わざわざ「〜と〈僕は〉思った」と書く必要があるのかどうか。ここに〈僕は〉と書くことで、書かないときとどう違うのか。
一人称主語の存在に無意識ではいられない現状が、書く文章すべてに影響を与えている気がします。
〈僕は〉を書かなかったところで、なんとなく読んだらそれが書かれていないことにすら気がつかない場合だってあります。
じゃあ別に〈僕〉なんていらないのかと考えてみると、決してそんなこともないような気はします。

重要なことなのか些細なことなのかよくわからないままに、必要な〈僕〉と不必要な〈僕〉に思いをめぐらしながら、今日もなんとなく日記を書いてみました。


このままだとインターンシップエントリーシートの志望理由欄にすら主語が不在になってしまうような……。