曇りのち晴れ

朝家を出るとき傘を差すほどの雨は降っていなかったので、折りたたみ傘を鞄に入れて学校へ行った。
どんよりとした曇り空だったものの、学校に着いてからも雨が降り出すことはなく、4限が終わると日差しが眩しかった。
青空の下で、大半の学生がジャンプ傘を持っているのを見ながら、わけもなく「勝った」と思った。
家に帰ってから、一体何に勝ったのか一分ほど考えてみたけれど、そもそも勝負してたっけと思い至り、まあいいやとバイトへ向かった。

ですます調をやめて書いてみると、多少は日記っぽく見える。