吉報とお祈りのはざまで

 解けるかこんなもん、と真剣に思った筆記に受かりました。
 国語は長文読解のみ、数学は表とグラフの読み取りのみ、時間も短く、どちらもまともに解けばまず間に合わない問題で、まあ無理だろうと思ってましたが何やら通過した様子。一応「あなたらしい写真とエピソード」のみのESが事前にありましたけど、よく通ったなと思います。次は楽しいグループワークです。


 全体的に考えると、それなりに落ちてもいますが、少しずつ進んでいるところもあって、一進一退という感じです、本当に。一つ落ちたら一つ通過連絡がきて。
 日記には落ちたことはあんまり書かないようにしているので、結構通っているように見えるかもしれませんが、わりと容赦なく落とされてます。
 始まる前は3月の中旬ともなるとそこそこ上まで進めるところもいくつか出てくるものなんじゃないかと想像していたものの、現実はそう甘くなくて、先がなかなか見えてきませんね。
 面接の場数が相変わらず踏めないまま4月が始まってしまいそうで慌てたくなります。新学期からどんな講義取ろうかと楽しみにできる余裕がなさそうなのが残念なところです。卒論を見据えていろいろと勉強したいんですが、本腰を入れて取り組めるのはいつになるやら。
 同時進行で何もかも進められる気持ちの切り換え方というのが、やっぱりなかなか身に付きません。面接が近づいている日にハイデガーなんて読んでしまうと、学生時代に頑張ったことを聞かれて「ロゴスとテクネーです」とか言ってしまいかねません。……間違っても言いませんが。


「志望動機を教えてください」
「ピュシスと現存在を私自身のロゴスとポイエーシスで結ぶことができ、人々にアレーテイアを開示できると考えたからです」
「なるほど」


 ……。哲学って役に立たないなあ。