Represent

 本日友人たちと会話した時間の合計:7時間半


 もはや言葉を発することでしか自分を保てないんじゃないかという気さえしてくる今日この頃。でも自分を保つというのがどういうことなのかは考えてもよくわからない。喋っていようが黙っていようが身体はここにあって、崩壊に至るきっかけなど何一つないというのに。
 言葉によってついてしまった傷は、時間を除けばやはり言葉によってしか癒えないと思うなかで、これまで一体どれほどの言葉に一喜一憂してきただろうと考えてしまう瞬間があったりなかったり。
 言葉が単なる記号だとするなら、単なる記号に一喜一憂する人間は記号以下なんだろうか。でも記号以下って記号と人間とを同列に並べて論じるのも不可解かもしれないと思う。と、それは置いて。
 同じ言葉でも、この人に言われたからこそうれしい言葉があったり、この人にだけは決して言われたくなかった言葉があったりする。


 言葉によって傷つく、と書いてはみても、傷跡はどこかに見えて存在するものでもないし、目を閉じてゆっくり開いてみても、世界は何一つ変わらずただそこに無言のままあって。そこに意味があるのかないのか、考えるのも語るのも、それは言葉によってのみ。


 ということで。喋ったことは喋ったこととして、考えたことは考えたこととして、思うまま書いてみるだけです。書かれた言葉は書いた人間の意図を超越して、誰にもわからないまま形を変えて受容されることも、きっとありうることでしょう。書き手の真意を読み取る前に、そもそも書き手に真意などあったのかと疑ってみたら、それはそれで面白い気もします。


 いつも同じような日記ばかりでも退屈かと思ってややこしいことを書いてみたしだいです。意味がわからないという言葉すら意味を失ったら楽しいかもしれませんね。
 まあ、日記にいつも事実が書かれているとはかぎりませんが。


 さて、残っているレポートの続きでも書こうかと思います。